介護施設には、さまざまな種類がありますが、公的施設と民間施設の二つに大別できるといわれています。
公的施設は地方自治体や地域の公共団体などが運営している施設であり、具体的には特別養護老人ホームや介護老人保健施設、ケアハウスなどが該当します。
一方、民間施設としては、有料老人ホームやグループホーム、サービス付き高齢者向け住宅などが挙げられますが、その中で異彩を放つのが、富裕層の方から注目されている高級老人ホームです。

高級老人ホームは、民間の企業が運営していますが、設備やサービスが他の施設とは圧倒的に違います。
たとえば、食事については、栄養のバランスを考えた料理が出されるのはもちろんですが、和食や中華、洋食など、色々な種類の料理を提供しています。
また、介護や医療のサービスが充実していることも、高級老人ホームの大きな特徴でしょう。
施設内には看護師だけでなく医師が常駐しているところも少なくなく、医療機関との連携体制が整っているため、緊急事態においてもす迅速な対応が期待できます。
持病の悪化など、万が一の事が起きた場合の備えが充実しているため、安心感が高い施設だと言えるでしょう。

その他、介護スタッフの教育に力を入れていたり、有名人を招いてイベントを開催したりなど、各種サービスの内容が充実している点もポイントです。
一般的な介護施設と比べると、高級老人ホームは格段に費用が高い傾向にあり、誰でも入居できるわけではありませんが、高齢化社会によって需要は伸びています。